Curatorial Conversation #3
沖縄ノート(エヂュケートすることについて)
町田恵美(フリー・エヂュケーター) / 長谷川新
町田恵美(フリー・エヂュケーター) / 長谷川新
かつての啓蒙専制君主が「王は国家の第一の僕」と言った背景には、体制変革が不可避となる中で自身の権力権威を「行為の側から」正当化していく巧妙な戦略が見て取れます。たとえばキュレーターが「最良の理解者としての鑑賞者」としてふるまうとき、そこにはどのような権力が発生しているでしょうか。美術館勤務ののちに、現在フリーのエヂュケーターとしてご活動されている町田恵美さんをお招きして、インハウス、フリーランス両方の側からのアートとのかかわり、そしてエヂュケーションについて対話を試みます。
日時 | 2018年1月28日[日]19:00-21:00 |
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会場 | BARRAK 1 |
参加費 | 1,000円(学生500円) |
定員 | 30名 |
お問い合わせ | info@impurityimmunity.jp |
1981年沖縄県生まれ。沖縄県立博物館・美術館(指定管理者)の教育普及担当学芸員を経て、現在沖縄を拠点に県内外のプロジェクトに携わりながらフリーランスとして活動する。主な企画に、あいちトリエンナーレ2016コラムプロジェクト「交わる水——邂逅する北海道/沖縄」など。その他、las barcas をはじめとした文芸・美術媒体への寄稿も行う。
1988年生まれ。インディペンデント・キュレーター。京都大学総合人間学部卒業。専攻は文化人類学。2013-2014年に大阪、東京、金沢を巡回した展覧会「北加賀屋クロッシング2013 MOBILIS IN MOBILI -交錯する現在-」チーフキュレーター。主な企画に「無人島にて——「80年代」の彫刻 / 立体 / インスタレーション」(2014年)、「パレ・ド・キョート / 現実のたてる音」(2015年)、「クロニクル、クロニクル!」(2016–2017年)など。松戸市のアーティストインレジデンス「PARADISE AIR」2017年度ゲストキュレーター。美術手帖年間月評連載中。